
みなさんはニキビができそうだなと感じた経験はあるでしょうか?そして、そのときどのようにケアをしているのでしょうか?この記事は、ニキビができそうなときのサインと対処方法、実際にできたときの改善方法を分かりやすく解説します。ぜひ、参考にしてください。
ニキビができる原因は皮脂腺分泌に増加、毛穴のつまり、アクネ菌の増殖が関係します。ニキビは皮脂腺が発達し、皮脂が多すぎたり、毛穴の出口がつまったりすることで、毛穴の外に皮脂に溜まってしまうことから始まります。
性ホルモンの分泌が思春期の間に活性化したり、ストレスが溜まることが原因で性ホルモンが過剰になったりすると、毛穴の奥の皮脂腺が発達します。
そのため、思春期になるとニキビに悩み始める人が急増します。また、女性では男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れることによってニキビが発生しやすくなります。
肌の細胞には、一定期間ごとに生まれ変わるターンオーバーという機能が備わっています。その機能が乱れると、毛穴の出口の各層もはがれないでとどまり、厚くなって出口をふさぐようになってしまいます。
そのため、毛穴のつまりには十分注意しましょう。毛穴のつまりに効果的な方法は刺激の少ない洗顔料を使い、丁寧にクレンジングと洗顔をすることです。
アクネ菌は誰もが持っている常在菌です。毛穴がつまり、皮脂が充満した中で増加していきます。増殖したアクネ菌はニキビの炎症を引き起こし、赤ニキビができるようになります。
アクネ菌は日々の正しい洗顔によっても減らすことはできますが、皮脂の分泌が過剰で追いつかないときはアクネ菌を薬によって減らすこともできます。
ニキビは大きく分けて4つの種類が存在します。それぞれのニキビは、発生する原因や治療方法が異なります。ニキビの根本的な原因は毛穴の詰まりですが、どのような詰まり具合なのか、炎症がどの程度あるかによって症状と対処が違います。
ここでは、ニキビの種類による特徴について解説します。まずは各ニキビの正しい知識を手に入れましょう。
白ニキビはニキビの最も初期の状態です。白いニキビは毛穴の奥に皮脂や汚れが詰まり、皮膚が盛り上がっており、皮脂の分泌量が多いことが原因で発生します。
白ニキビは炎症を起こしているわけではないため、痒みや痛みなどの症状はあまり感じられません。表面から見ても比較的目だちにくいですが、手で触るとプツプツ盛り上がっているのが確認できます。
白ニキビの状態で適切な治療ができれば、ニキビ跡として残る可能性は少ないです。白ニキビができたらこれ以上進行させないように素早く対処する必要があります。
黒ニキビは、毛穴に詰まった皮脂や汚れが空気に触れて酸化した状態です。毛穴が開き、毛穴の入り口に黒い汚れが見えます。黒ニキビでもまだ炎症をそこまで起こしていないため、痒みや痛みまでの症状はあまりなく、比較的初期の段階だと考えてよいでしょう。
黒ニキビは手で触れるとプツプツと盛り上がり、表面からも黒い点が見えるので、目立って見えるようになります。そのため、毛穴が詰まったままの状態を長い期間放置するのは良くないです。黒ニキビも白ニキビ同様、できるだけ早く治療を開始すれば、跡を残さずきれいな肌に戻せます。
赤ニキビは毛穴が詰まった皮脂や汚れにニキビの原因菌が繁殖し、炎症を起こした状態です。皮脂で毛穴が詰まり、硬く閉ざされてしまうことで毛穴の中は密閉状態になります。この密閉状態がアクネ菌やブドウ球菌の温床と化し、皮脂や汚れが腐敗していきます。
腐敗した皮膚汚れは、遊離脂肪酸に変化して炎症を引き起こすというメカニズムがあります。毛穴が炎症を起こすと腫れや赤みが生じるため、外から見ても目立ちやすく、痒みや痛みなども感じるようになります。
さらに赤ニキビまで症状が進行すると跡が残りやすくなるので、注意が必要です。気になって触ったり潰したくなったりしますが、決して触らずに適切な方法で治療しましょう。
黄ニキビは毛穴の皮脂汚れが腐敗して炎症を起こした後に膿が発生している状態です。赤ニキビがさらに悪化した重度のニキビ症状と言えます。正面から見ても、黄色い膿が閉じ込められているのが分かります。
毛穴が炎症を起こすと、毛包壁(もうほうへき)と呼ばれる毛穴の壁が破壊されてしまいます。毛包壁が破壊されると周囲の健康な肌にまで炎症が広がってしまうため、ニキビ跡として残りやすくなります。
むやみに黄ニキビをつぶすことや自己流で膿を絞り出すことで皮膚組織を傷つけてしまうのも、ニキビ跡ができる要因になるので、そうしないようにしましょう。
以上のようなニキビができあがる前のニキビができそうなのかどうか知りたいと思うので、ニキビができそうになっているサインを紹介します。以下の状態になっていれば、ニキビができそうになっているサインです。
・少し皮膚が盛り上がっている
・見た目は変化はないが少し痛みがある
・一箇所だけ少し黒くなっている
・ニキビくらいの大きさで皮膚が硬くなっている
以上のニキビができそうなサインを意識して早めに適切なケアを行うと、ニキビが肌の表面に生じる前に防げます。また、ニキビができたとしても悪化せずに完治できる可能性が高くなります。
ニキビができそうになったら早めのケアが重要になります。ここでは、ニキビができそうになったときのケアについて詳しく解説します。
ニキビができそうになったときに最も基本的なことは患部を触らないことです。ニキビができそうなところを見つけると気になって触りたくなりがちです。
しかし、触るとニキビができあがってしまう可能性があるので、ニキビができそうと感じたら触るのではなく鏡をみて確認しましょう。
ニキビの原因は皮脂だからしっかり洗顔して油を除去しようと思って朝昼晩欠かさずにゴシゴシと時間をかけて洗顔をする人が一定数います。
しかし、そのような洗顔方法は必要以上に皮脂を取り除いてしまい、今度は肌が乾燥してしまう可能性が高いです。皮脂分泌が原因でニキビができるのが思春期の肌の特徴ですが、大人になってできるニキビは乾燥が原因で発生する場合が多くなります。
洗いすぎるようなことはせず、適度にメイクや汚れを落としてあげましょう。摩擦は肌の乾燥を招くので、しっかりと石鹸で泡立てて優しく泡で洗顔を行うようにしましょう。
ニキビは毛穴の出口の角質層が厚くなり、毛穴に皮脂が詰まることによりアクネ菌が増えて発生します。そのため、角質肥厚にならないようにクレイ(泥)洗顔をおすすめします。
クレイ洗顔は毛穴の汚れをすっきりさせてくれ、毛穴詰まりの原因となる不要な角質を一掃してくれます。使ったことない人はぜひクレイ洗顔を使ってみてください。
ニキビができそうなときに肌を刺激しすぎるのは良くありません。まずはスキンケアを始める前に肌をスチーマーで温めてあげましょう。
お肌を温めることで、肌ストレスを和らげ肌の鎮静化が期待できます。また、スチームは肌の角質層まで浸透してくれるので内側から肌が潤うようになります。
スチーマーがない場合は蒸しタオルで肌を温めるのもおすすめです。タオルを水に濡らして絞り電子レンジで軽く温めると簡単に無視タオルが作れます。乾燥により生じる大人ニキビの肌にぬくもりと潤いを与えてみてください。
肌を温め終わったらスキンケアを行いましょう。思春期のニキビは皮脂の過剰分泌が原因ですが、大人ニキビは乾燥が原因になります。そのため、さっぱりめなスキンケアとの相性はあまりよくありません。
洗顔後はしっかりとしっとりと保湿することで早期にニキビを鎮静化できます。保湿優先のしっとりとしたスキンケアを心がけましょう。
健やかで肌の再生を促すには質の良い睡眠が大切です。睡眠時間は1日に約3分の1も費やしています。そのため、起きているときに試行錯誤したところで睡眠時間をおろそかにするのはNGです。
ニキビを生じさせない・悪化させないために睡眠時間に過ごし方を大事にしましょう。肌のターンオーバーが活発化するのは午後10~午前3時の間とされています。この時間帯を意識して睡眠をとるようにしましょう。
また、敏感になっているところに刺激を与えると状態が悪化する可能性があります。そのため、就寝時ニキビができそうなときはなるべく仰向けで寝ることを意識し、枕やシーツ・掛け布団などがニキビに触れないように心がけましょう。
ニキビができそうなときには顔に髪がかからないようにするのがおすすめです。髪とくっついていた部分がニキビになるかもしれないからです。
すっきりとしたまとめ髪にアレンをしておしゃれを楽しみながらニキビケアを楽しみましょう。
ニキビができそうなときはメイクも最小限に肌へのストレスをかけないようにしましょう。ニキビができそうなときにはファンデーションは極力つけないようにしましょう。
UVケアや化粧下地で肌色のものを使用し、ノーファンデーションで過ごすことをおすすめします。どうしてもファンデーションを使用したときには薄塗りを心がけましょう。
そして、帰宅するときにはますメイクを落とすことを絶対に忘れないようにしましょう。
ニキビができそうになったときから早めに対策してもニキビやニキビ跡ができてしまう可能性はゼロではありません。そうなった場合のために、ここではニキビやニキビ跡ができたときの対処法を詳しく解説します。
ニキビができた場合でも、症状がそこまで進行していない段階ではセルフケアでも十分ニキビを改善できます。具体的には洗顔では摩擦を減らすように優しく洗う、保湿を重視して紫外線対策を徹底的に行うなどです。
これらのケアは基本的に先ほど紹介したニキビができそうになったときの対処方法とほとんど同じです。ニキビができたとしても諦めず、日々のケアに気を遣いましょう。
ニキビ治療薬はセルフケアでは治らない重度の炎症が見られる場合にとても役立ちます。一般的なニキビ治療薬には以下のような成分が含まれます。
これらのニキビ治療薬は一般的には薬局で入手可能で、皮膚科から処方されることもあります。しかし、ニキビ治療薬を使用する際には使用方法や副作用について十分に理解し、必ず指示通りに使用するようにしましょう。
また、過度の使用は肌を傷つけ、かえってトラブルを悪化させることがあるため、注意が必要です。
進行したニキビの炎症の度合によってはセルフケアやニキビ治療薬では物足りない場合があります。そのような場合には受けたダメージを回復させる治療が必要不可欠です。
クレーター状のニキビにはダーマペンが非常におすすめです。ダーマペンとは髪の毛よりもさらに細い針で肌の表面に小さな穴を一時的につくり、肌の回復力を向上させる治療です。
ダーマペンを使うことでコラーゲンやエラスチンが生成されます。そのことにより、肌のハリや弾力の回復、色素沈着によるニキビ跡や毛穴の開き、小じわの改善効果が期待できます。
ニキビ治療を主な目的としたものではないが、ハイフでもニキビが改善できると考えられています。ハイフとは肌に超音波を照射することにより引き締めるための施術です。
ニキビ跡を改善するために重要なポイントは、肌のターンオーバーを整えることです。そして、ハイフにはターンオーバーを促進させる効果があるので、ニキビ跡にも効果があります。
また、毛穴が空いている状態だと皮脂が詰まりやすくなり、ニキビができやすい肌環境になります。しかし、ハイフをすることによって毛穴が閉じてくると皮脂が詰まりにくい状態へと変化していき、ニキビ肌がきれいになる場合もあります。
これまでニキビの原因や種類、ニキビができそうになったとき・なったときの対処方法について解説しました。ニキビの原因や段階に応じて、対策することでニキビ肌を改善させていきましょう。
この記事を見た人の中には、ニキビだけではなく肌全体に悩みを抱えている人も多いと思います。そんな人にはさまざまな肌トラブルを改善できるハイフがおすすめです。
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